
新型コロナ感染症を
早期に治療・収束させるため、
各国が治療薬や
ワクチンの開発に取り組んでおり、
成果やヒントが
徐々に得られているようです。
目次
日本

アビガン(富士フィルムグループ)
アビガンは、「富士フィルムグループ」の
「富山化学工業」が製造販売している薬です。
もともと新型インフルエンザの
治療薬として開発されました。
新型コロナに対しても
効果を発揮していることから、
新型コロナ治療薬の
有力候補の1つとされています。
アビガンを投与された300人のうち、軽症と中等症の患者ではおよそ9割、人工呼吸器が必要な重症患者では6割で2週間後に症状の改善が見られたということで、土井教授は現在行われている治験などでさらに効果を確かめる必要があるという考えを示しました。
引用元:NHKニュース
コロナワクチン(仮名)(アンジェス)
※4月22日に追記しました。
日本の大阪大学発のバイオ製薬企業、
「アンジェス」が
新型コロナウイルスのワクチンを開発中です。
9月予定だった治験開始を7月に前倒しし、
開発を急いでいます。
大阪府の吉村知事も
強力にバックアップしているようで、
吉村洋文知事は「(ワクチンは)9月に実用化を図りたい」と述べ、年内に10万~20万人への投与を目指す考えを明らかにした。
引用元:日本経済新聞
このように報道されています。
9月での実用化が実現すれば、
おそらく世界でも最速クラスとなるため、
日本国内でも大きな期待を持たれています。
アメリカ

レムデシビル(ギリアド・サイエンシズ)
レムデシビルは、
アメリカに本社のあるバイオ製薬会社
「ギリアド・サイエンシズ」が
開発を進めてきた薬です。
エボラ出血熱の治療薬として
開発されていた薬でしたが、
新型コロナへの治療に
効果を発揮しているようです。
米医療関連ニュースサイトのSTATが16日、レムデシビルの臨床試験を進めているシカゴ大学医学部の内部報告会の録画をもとに報じた。同病院が重症者113人を含む新型コロナ患者125人にレムデシビルを毎日投与したところ、発熱や呼吸器症状が著しく改善。1週間以内に、死亡した2人を除く全ての患者が退院できたという。
引用元:日本経済新聞
実用化に向け、
日本でも横浜市立市民病院などで、
治験が始まるとのことです。
コロナワクチン(仮)(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
アメリカの医薬品大手
「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が、
新型コロナ用のワクチンを開発中で、
「来年の早い時期には完成する」
と見通しを発表しているようです。
アメリカの医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンは30日、ワクチンの開発の見通しについて「来年の早い時期に完成する」という見通しを発表しました。
発表によりますと、ワクチンの候補となる物質はすでに絞り込みを終え、遅くともことし9月にはヒトでの臨床試験を開始し、安全性と効果を確認するということです。
そして来年の早い時期にアメリカFDA=食品医薬品局から承認を受け、世界に提供できる見通しだとしています。引用元:NHKニュース
実験:オーストラリア
開発:イギリス・アメリカ



コロナワクチン(仮)
(オックスフォード大学と
イノビオ・ファーマシューティカルズ)
オーストラリアの研究機関で、
新型コロナのワクチンの
動物実験が開始されています。
このワクチンは、
イギリスの
「オックスフォード大学」と、
アメリカの製薬会社
「イノビオ・ファーマシューティカルズ」
の開発です。
研究チームの教授によると、
「8割の確率で新型コロナに効く」
とされています。
研究チームを率いるサラ・ギルバート教授は「8割の確率で新型コロナに効く」と語った。
引用元:日本経済新聞
動物実験の結果は
6月には分かるようで、成功すれば
臨床実験に移ることになるようです。
各国で研究や実験、
臨床試験などが進んでいます。

新型コロナウイルスの感染収束を
少しでも早めるため、
各国の研究機関や企業が全力で、
新型コロナ用のワクチンや治療薬の
発見・開発に尽力してくれています。
細かく探せば候補や研究例などは、
もっとたくさんあると思いますが、
その中でも現時点で有力視され、
報道されている既存薬や
ワクチンについて紹介しました。
1日も早く、新型コロナの感染が
収束に向かって欲しいですね。