はじめは期間工が嫌いだった

はじめて期間工になったころ、
期間工である自分が嫌いでした。

期間工とりあえずやってみた

はじめて期間工をしたのは、
過去の記事でも書きましたが、
友人の紹介からとりあえず
という感じでした。

それで実際に働き始めると、
驚きと苦労の連続でした。
僕はデスクワークのほうが向いていると
自分で思い込んでいたのと、
工場という仕事環境が
はじめてだったからです。

「とりあえず期間工になってみた」
はいいんですが、
ライン作業なんてすぐにできると、
若いときの僕は完全になめていたのです。

仕事のできない自分に、絶望する

期間工というかライン作業を
やったことのある人なら
わかると思いますが、
かなり簡単そうに見える作業でも、
時間内に正確に連続でこなそうとなると、
最初はまったく手に負えません。

僕はめちゃくちゃ要領のいい
タイプではなかったですが、
それまでのアルバイト等の仕事経験で
どうしようもなくできない、
ということはありませんでした。

だからライン作業なんてシンプルなんだから
絶対に大丈夫、
誰でもできる仕事だとうたわれているし……
ところがどっこい、
もう絶望するくらいできないのです。

ラインスピードに合わせるなんて
もうどうやっても不可能だし、
そもそも作業をこなせないのです。

これは当時の僕にとっては本当にショックで、
自分はとんでもない無能だったと
気づかされたようで
本当に落ち込みました。

そして同時に、
期間工という仕事が嫌いになりました。
自分はたまたまこういう仕事に
向いていないだけで、
自分が悪いわけじゃないと、
自己防衛的に仕事を悪く思おうとしたのです。

続けていてよかったと、思えるときがくる

期間工が嫌いだったころの自分は
毎日のように辞めたいと思ってました。
でも、契約途中で退職するのはよくないと
変なところで真面目な性格によって、
どれだけ自分の仕事ぶりが悪くても、
最初の契約期間(3か月)は
どうにかやりきろうと思ったのです。

しかし、不思議なことに……
今となっては当たり前のことなんですが、
連続して作業にあたっていると
あれほど無理と思えていた作業が、
ちょっとずつできるようになってくる
のです。

とんでもないダメ野郎だと思っていた自分に、
少しずつ自信がよみがえってきました。
自分はできなかったんじゃない。
慣れが足りなかっただけなんだと。

そして僕は2か月目くらいにあった
契約更新の打診にて契約延長を承諾し、
最終的には1年半ほど
勤めることになりました。

最初の期間工では
フル満了までは到達しませんでしたが、
なにより、最初のときに
3か月までとりあえずやり抜こうと
思ってよかった
ということを
しみじみ思いました。

最初は到底無理だと思えても、
とりあえず続けていれば
景色の変わる瞬間がくるというのは、
人生においての
あらゆる場面でいえることです。

偶然にしろ、
このことに気づくきっかけを得られたのも
期間工をやっててよかったと、
思えることのうちのひとつです。