期間工が自己都合退職するときの方法

期間工は途中で辞めてもいい
(Re:期間工は途中で辞めないほうがいい)

という記事で、

「水が合わないなら辞めるのも賢明」
と書きました。


では、実際に期間工を

自己都合退職するときには、
どのような手順をとればよいのか、
解説していきたいと思います。

バックレ(無連絡退職)は厳禁

まず、大前提として、
バックレは厳禁です。

無連絡で突然、
夜逃げのように寮から消えることです。
(実際、こういうのは
 期間工でしばしばあると聞く話です)


会社から健康保険証が発行されていたら、

それは絶対に返却しなければいけませんし、

離職票や雇用保険被保険者証、源泉徴収票など、
退職後に受け取る書類がある場合には、
結局、どこかのタイミングで
連絡を取らなければならなくなります。

源泉徴収票は次の職場でも、
年末調整や確定申告の際に必要となるので、
受け取っていなければ
後で自分が困ってしまいます。


自己都合退職しようと思うくらいですから、

連絡すら取りたくないと
その時は思っているかもしれません。

しかし、入社した以上、
退職の手続きは
今後の自分のためにも必要です。

現場に言いにくい場合は、事務方に相談

退職する意思を伝える相手は、
通常、自分の直属の上司です。

自分が配属されているチームや班の
チームリーダーや班長へ、
「申し訳ないのですが、退職したいです」
と、退職の意思を伝えることになります。


しかし、その上司こそが

退職に至るそもそもの原因であったり、
相性が悪く話もしづらいため
退職を打ち明けることに抵抗がある、
というケースは十分に考えられます。

したがって、
上司に話しづらい場合は、

事務方へ連絡をしましょう。


会社によって違いますが、

総務や労務などの窓口が
期間工へも開かれている場合は、
そこへ直接行って相談をします。

事務方の場所が分からない、
期間工が行っていい
雰囲気ではないという場合は、
電話による連絡でもOKです。

名前、職番、所属、入社日などを伝え、
退職したい旨をはっきりと伝えましょう。

期間工を途中退職した際の一例

期間工を途中退職した知人の体験談を、
一例として紹介したいと思います。
(具体的な会社名などは伏せます)


知人(Aさんとします)は

ある自動車会社の期間工として入社しましたが、
配属先の上司とどうしても合わず、
入社2週間ほどで退職を決意しました。

本人曰く、
職場へのストレスと拒否反応で体調不良が続き、
出勤すら困難になって決心した、とのことです。
物の言い方がかなりきつい上司だったようです。


一番の原因が直属の上司であるため、

できれば会話をもうしたくない、
退職を切り出すのもキツイということで、
Aさんは会社の事務方へ電話をしました。
(総務や労務のような、
 会社の事務系を担当している部署)

その日は出勤のある平日でしたが、
Aさんは午後からの遅番だったため、
出勤前の午前中に電話をしたそうです。


配属、職番、名前、入社日などを名乗ったあと、

「申し訳ないが退職したい」
といった旨を伝えると、
いま担当者が外出中なので
折り返しかけると言われました。

しばらくして、
携帯へ折り返しの電話がかかってきました。

入社前後のときにお世話になった、
期間工受け入れ担当の、社員Bさんでした。
(ちなみにBさんはいい人らしい)


Bさんは電話口で、

退職意思をAさんへ再確認したあと、
いまからそっち(寮)に行くから、
玄関あたりで会いましょうとのことでした。

工場から寮までは距離的に近かったため、
Bさんはすぐに寮まで来ました。
座って話をすることになり、
テーブルと椅子がある部屋へ場所を移しました。


まず、異動を提案されました。

あくまでも提案という雰囲気で押し付けではなく、

「勤務帯の変更や、
 配属先の変更でがんばれそうなら、
 相談には乗りますよ」

という感じだったようです。


Aさんは少しだけ迷いましたが、

ストレスで心身が疲れ切っていたため、
一旦休息したいという気持ちが強く、
異動ではなく退職したいと伝えました。

Bさんはすぐさま了承し、
退職に関する書類をカバンから取り出しました。
寮へ来るときに、既に持ってきていたようです。


これらの書類については
細かくは覚えていないそうですが、

・退職届(専用のテンプレート用紙)
・退職後の住所を記入する紙(離職票送付先など)

これら2つは間違いなくあったということです。


また、このときに少し悩んだのが、
「退職理由」の記入だったと言います。

正直に書くという選択も
脳裏によぎったそうですが、
結局、「一身上の都合」としたようです。
(Aさん曰く、
 「上司を糾弾したい気持ちもあったが、
  さっさと退職したい気持ちのほうが
  勝ったから」だそうです)

退職の書類手続きがその場で完了し、
その日付けでAさんは自己都合退職
ということになりました。
午後はそのまま出勤せず、
欠勤扱いとなりました。


寮は退職後3日以内に退寮する

という決まりでしたので、

Aさんは3日以内に
荷造りと部屋の掃除を済ませ、

退寮日に寮管理人さんへ、
部屋の鍵、作業着、安全靴、帽子などを返却し、
Aさんはその地を去りました。

Aさんの退職例から分かること

上記のAさんの例から分かることは、
退職したいなら普通に連絡をして、
黙々と手続きを行うのが
一番無難そうということですね。


また、そのほかの注目点は、

・手続き後、Aさんは一切現場に行かなかった
・退職手続きの流れがスムーズ

この辺りでしょうか。


Aさんはたまたま職場のロッカーに

私物をまったく置いていなかったので、
現場に行く必要がなかったようです。

会社によって
この辺りの対応は違ってくると思いますので
一概には言えませんが……。

退職手続きに入るときのスムーズさは、
期間工は普段から
人の出入りが激しいですから、
担当の方はもう慣れっこなのでしょう。

「君は退職時にこうして連絡してくれたから助かる。
 何も言わないでいなくなるのは本当に困る。
 何より本人も困ると思う」

とも言われたそうです。


これらはあくまでAさんの体験による、
Aさんの以前の期間工先の

ひとつの例にすぎませんが、

自己都合退職を考えている期間工や、
これまでに考えたことのある人にとって、
参考になる情報だと思います。

まとめ

・現場に退職を切り出せないなら事務方へ連絡

・期間工の退職は、日常茶飯事なのでスムーズ

・バックレ厳禁。自分が困る、会社も困る。

関連のある過去記事