期間工からのジョブチェンジ先を考えてみる

期間工を満了した後に
転職するジョブチェンジ先として
どんな職種がよいか、検討してみました。

考えられる3つのルート

思いつく中で考えられるのは、
以下の3つのルートです。

1.期間工をループする
2.流行りの職業に変わる
3.個人事業主や起業などで独立する

※「とりあえず正社員就職」のような
 普通すぎる選択肢は除外しています。

1.期間工をループする

期間工ループ。

期間工をまた繰り返すことなので、
ジョブチェンジではないのですが……。

同業種、同様の雇用形態ということで
安心感は生まれやすく、
給料や福利厚生といった待遇も良いので、
いろいろと悩んだ挙句、
良くも悪くも辿り着きやすい方法です。

退職した後に同じメーカーに
また期間工として再度就職する場合は、
6ヵ月間のクールタイムが必要です。
(=退職してから半年は
  同じメーカーの期間工にはなれない)

無期雇用などに関する
法律が関係しているのですが、
どの自動車メーカーでも同じような
決まりを作っています。

ただし、期間工→期間工でも、
別のメーカーに移るのであれば
クールタイムは特に必要ありません。
即日(退職日の次の日)から
就業することさえ可能です。

しかし、期間工をフル満了や
数年やって満了退職した人は、
少し休憩したい、という人も多く、
クールタイムどうこうは関係なく、
数か月の休養的な
休職期間をとる人は少なくありません。

この場合は、
雇用保険の失業手当を
活用することが
非常に有効です。

最初のうちの手続きに時間がかかったり、
月に1度~数度ハローワークに
来所する必要があったりするなど
多少の煩雑さはあるものの、
元・期間工であればそれなりの額の
失業手当が見込めるので、
知っておいて損はない方法です。


失業手当では、
雇用保険加入期間の月給
(期間工であったなら
 期間工として勤めていた間に、
 受け取っていた月給)
60~70%くらいの現金支給を、
約一カ月ごと(認定日ごと)に受けられます。

計算対象は“総支給額”なので、
いろいろと控除されやすい期間工の給料でも、
“控除前の高額な給料”をベースに算出されます。

このため、期間工は失業保険の支給額が
平均と比べても多めになる人が多く、
さらに、
「特定理由離職者」
または
「特定受給資格者」
として認定されれば、

3ヵ月の給付制限なしに、
すぐに給付を受けることが
可能なケースがあります。

※給付制限なしであっても、
 離職票の到着待ちや、
 説明日、認定日、
 振込までのラグなど様々な理由により、
 実際に口座へお金が入り始めるまでに、
 退職日から1か月はかかるのが普通なので
 注意してください。

※「特定理由離職者」や
 「特定受給資格者」というのは、
 解雇や倒産、病気離職など
 本人に責任のない理由で退職になった場合に
 適用される給付待期期間の免除条件です。
 ただし、期間工が契約満了のタイミングで
 離職した場合にも、適用ケースとして
 ハローワークに判断される場合があります。
 (100%ではない)

期間工満了者のように、
「契約満了と同時に退職した人」は、
自己都合と会社都合の両面性を持っているので、
特定受給資格者として
判断される場合があるのだと思います。

※失業保険の適用や判断に関しては、
 ハローワーク各所によって
 温度差が激しいことも多く、
 “どのハローワークでも絶対大丈夫”
 とは言えません。
 住民票を置いている地域管轄の、
 最寄りのハローワークへ
 直接確認してみることが確実です。

特定理由離職者か特定受給資格者
として判断されれば、
解雇や倒産による失業の時と同等のはやさで
給付が受けられる(可能性がある)のは、
期間工のメリットです。

期間工を終了してから転職活動の際に
失業保険を活用するのは一般的ですが、
期間工ループをするときにも
うまく活用できれば、
失業中の収入を補填できます。

2.流行りの職業にチェンジする

業務上における様々な作業の機械化や、
今後普及する5G技術やAI技術など
世界のさらなるIT化により、
プログラマーへの需要が
どんどんと伸びています。
まさに流行りの職業。
もしくはこれから流行る職業、
といって間違いないでしょう。

時代の波に乗って稼ぎたい、
ということであれば、
プログラマーなどは
有望な選択肢だと思います。

いまはインターネットで
無料で質の高い学習ができる場所も
どんどんと増えてきています。

プログラミングでは、
「ドットインストール」
「プロゲート」などが
無料でプログラミング学習が
できるサイトとして有名です。
(有料プランも用意はされています)

また、Youtubeなどで検索すれば、
講座系動画はたくさん見つかると思いますし、
「Udemy」のように、
有料ではあるが質の高い動画教材を
購入できるネットサービスも
充実してきています。

このように、
プログラミングを勉強して
スキルアップを

目指していくための環境は、
簡単に手に入れることができます。

プログラミングが
費用対効果の高いスキルとして
近年注目されていることによる、
需要の大幅な拡大が、
たくさんのサービスを生み出しています。

学習環境が手の届く範囲で整っているので
いまプログラミングを勉強するのは、
合理的な判断といえるでしょう。

ただ、僕が個人的にひとつ思うことは、
「自分に合わなかったら無理にやる必要はない」
ということです。

最初のほうでも書いたように、
“流行りの職業で、合理的に稼ぐ”
ということが自分自身の目標であれば、
まったく問題はありません。

ただ、本当はあまりやりたくなかったり、
興味もそれほどないのに、
稼げる確率が高いという理由だけで
「プログラミングやIT」に飛びつくことが、
本当に正しいかどうかは考えてみる必要があります。

そもそもジョブチェンジやキャリアチェンジを
することの本当の目的は、
「自己実現」なのではないでしょうか。
言い換えれば、
「自分がやりたい(ことに近い)職業をやる」
ということです。

自分の個性や特性に合った職業が
たまたま流行りの職業と共通点があったのなら、
それは幸運なことです。

でも、そんな人ばかりではないはずです。

稼げそうだから、
流行っているから、
知名度があるから、

という理由だけで職業を探すようになったら、
「年功序列時代に“とりあえずいい企業”へ就職」
という右に倣えの精神と何ら変わっていません。

期間工という職業を選択する人は、
「自由を求めながらも、合理的選択をした人」
が多いと僕は思っています。


そういう人達は、
「自分がやりたいことは何か?
 向いていることは何か?」
を考え、
自分自身を見つめることを
大切にしているはずです。

“世間が望むもの”ではなく、
“自分自身の望み”を探しているからこそ、
“身動きがとれなくなる危険性が少ない職業”
である“期間工”選択したのではないでしょうか?

将来性があるからという理由から
職業やスキルを選択するときには、
自分の望む未来に本当に繋がっているかどうか、
改めて考えてみることも重要だと思います。

3.個人事業主や起業などで独立する


マハトマ・ガンディーはインド独立の父です。


なぜこの項目を入れたのかと言うと、
前項でもすこし触れましたが、
期間工をやる人というのは僕も含めて、
同じ会社や環境に、
ずっと縛られ続けるのが
好きではない
という人が多い
と思っているからです。

期間工ループをしている同僚などに
話を聞いてみたら、
こういった類の理由で
期間工ループをしている人は、
決して少なくありませんでした。

期間工という職業を
選択している時点で、
「独立系」の仕事への
潜在的な願望が少なからずある
と思うのです。

ただし会社勤め(期間工も含む)
と違って独立には、
安定感はまったくないですし、
働いた分だけもらえる額の保証はなく
方法も手探りになってしまうので
空想こそすれども、
実際に始めるという
期間工は多くはないでしょう。

それでも、
考察してみる価値はあると思います。

この項目に関しては、
「期間工からの独立を考えてみる」
といったようなテーマで、
今後また、別の記事で書こうと思います。