
期間工に応募するときの、
職務経歴書の書き方についてです。
目次
職務経歴書とは
職務経歴書とは、
あなたがどういう人で、
どんな仕事をどれくらいの期間
やってきたかをまとめるものです。
また、履歴書の職歴欄だけでは書けない
業務内容などを説明し、
アピールすることができます。
いわば、業務経験に基づく
“あなた”の詳細な説明書です。
職務経歴書の書き方や書式には、
履歴書のように
ザ・スタンダードな型式が存在しません。
だいたいこのような感じ、
といったサンプル的なものなら
探せばたくさんあると思いますが、
基本的には個人の判断で
書き方を決められるものと
知っておいてください。

期間工応募用の
職務経歴書の書き方~準備知識~
普段、僕が期間工に応募するときに作成している
職務経歴書をベースにお話ししていきます。
まず、書き始める前の留意点です。
期間工に応募するための職務経歴書なので
期間工を採用する側にとって
注目しやすいポイントを
メインテーマとして作成することを
念頭に置いておきましょう。
職務経歴書は、A4用紙一枚に
収まるように書きましょう。
構成としては、
要約+PR部、メイン部、サブ部の
三部構成でまとめます。
A4一枚中のスペースの比率は、
メイン=60~70%
職務要約(+自己PR)=20%
サブ=10~20%
くらいがよいでしょう。
期間工職にアピールしやすい職歴を
メインに持ってきて、
スペースをたくさん取るようにします。
期間工応募用の
職務経歴書の書き方~実践1~
では書き始めるにあたって、
メインになる職歴(テーマ)を
決めましょう。
過去に期間工経験がある場合はそれを、
または期間工ではなくても
工場勤務の経験がある場合はそれを
メインとして設定しましょう。
工場勤務が無い場合は、
あなたがこれまでに
一番長い期間勤めた仕事(雇用形態不問)か、
もっとも積極的にがんばったと思える仕事を
メインテーマとします。
必ずしも時系列の
新しい職歴がメインではありません。
メインテーマを決定したら、
書き始めましょう。
まず用紙の最上段中央に職務経歴書と
大きめの文字サイズでタイトルを書き、
1~2行あけて左端から書き始めます。
メインテーマを書き始める前に、
【職務要約】と書いて
2~3行くらいの
あなたの職歴の“あらすじ”を書きます。
ここはタイトルに続く先頭部分であり、
顔になる部分なので
ある意味メインより重要です。
例としては……
【職務要約】これまでに私は、
○○(例:自動車製造)や○○といった仕事で
合計約〇年間、
○○(例:製造職)の仕事に従事してきました。
また、○○(例:接客業)のアルバイトも
〇年間経験しました。
(※実際に書くときは、
細かく改行しないでください)
あらすじなので、
「この職務経歴書には、おおむね
こんな感じのことを詳しく書いてますよ」
ということを前もって説明する
簡潔な文章です。
さらに、
職務要約にはPR文章を付け加えましょう。
例としては……
【職務要約】これまでに私は、
○○(例:自動車製造)や○○といった仕事で
合計約〇年間、
○○(例:製造職)の仕事に従事してきました。
また、○○(例:接客業)のアルバイトも
〇年間経験しました。
製造職においては業務中に集中力を維持し、
安定した品質の製品を生産できるよう
心がけ、実践してきました。
また、接客業ではお客様の立場に立った
サービス提供を心がけたため、
製造の職場でのコミュニケーションにも
役立っています。
この例の場合は、
「この用紙には製造〇年間の職歴と、
接客〇年間の職歴について書いてある」
「この人は、製造の仕事で品質を大事にしてきて
コミュニケーション能力もそれなりにあるらしい」
ということを面接官に伝えることができます。

期間工応募用の
職務経歴書の書き方~実践2~
“職務要約”が書けたら、
1~2行空けて
メイン(職歴)テーマを書いていきましょう。
【○○(例:製造)に関わる職歴】
↑のような感じで左上に書き、
次の行から職歴を書いていきます。
例としては……
【○○(例:製造)に関わる職歴】
平成〇年〇月~平成〇年〇月
○○株式会社 ○○工場 期間従業員
<職務内容>
自動車の○○にインパクトを使用して
○○や○○をボルトで締付・取付する工程。
このような感じです。
メインテーマ(職歴)とはつまり、
第一候補は
「期間工先の業務に最も近いであろう職歴」
次点として、
「別の業種だが、自分の仕事ぶりや
業務に対する姿勢をアピールできる職歴」
ということです。
また、スペース的に余裕があれば
所属していた部署の名称や、
メイン以外の付随業務、
職務から得られた経験
なども付け加えてもよいでしょう。
職務経歴書に厳密なルールはありません。
ただ、内容が少なくスカスカになるのは
絶対に避けてください。
1枚にすっきりみっちり収まるよう、
余分なスペース分は
メインテーマにどんどん使っていきましょう。
メイン職歴の後に、
「その他の職歴」
としてサブ部分を書いていきます。
スペースに余裕がない場合は省略してもOKです。
また、書く場合もメインより簡潔で大丈夫です。
職務経歴書はアピールポイント(メイン)と
要約のPRがもっとも重要なので、
必ずしも職歴をすべて書く必要はありません。


まとめ
A4一枚完成の全体像としては
以下のような感じになります。
職務経歴書(←中央揃え)
~2行空け~
【職務要約】(&PR)○○○○〇
○○○○○○○○○〇○○○○〇〇
「○○に関わる職歴」
平成〇年〇月~平成〇年〇月
○○株式会社 ○○工場 期間従業員
<職務内容>
自動車の○○にインパクトを使用して
○○や○○をボルトで締付・取付する工程。
平成△年△月~平成△年△月
△△株式会社 △△工場 期間従業員
<職務内容>
ドアラインにてシールなどの部品取付や
カプラ結合などの工程業務。
「その他の職歴」
平成〇年〇月~平成〇年〇月
○○株式会社 ○○店 アルバイト
<担当業務>ホールスタッフ
職務経歴書を一旦
とりあえず書き終えたら、
それを初めて読む面接官の立場になって
全体をぱっと見て、
より見栄えよく、
アピールポイントが強調されるように
校正することをオススメします。
職務経歴書は
パッと見キレイかつ簡潔で
すっきりとまとまっており
前向きに自分をPRする
ことを目指して作成しましょう!